自動車と道路の豆知識

自動車と道路についてのあれこれ

料金プール生


高速道路網は日本の流通を支える大切な存在です。経済の活性化、便利で豊かな生活、災害対策等の安全保障に不可欠な存在ですから、その整備と維持を継続的に行うことが重要になります。しかし、高速道路は重要性が高くても常に利用されるとは限らず、高速道路毎に収入のバラつきがあるものです。そこで、収入のバラつきが高速道路の整備・維持に悪影響を与えないようにする措置として「料金プール生」が導入されています。
制度の特徴は、全ての高速道路を「1本の道」とみなすことです。これにより、各道路のお金の扱いを1つにまとめて行うことができます。こうすれば、収益の多い高速道路で得られたお金を、収益の少ない高速道路の整備や維持にまわす使い方も可能です。
その効果の1例として高速道路料金の公平性があります。高速道路毎に別々の使用料金を定めると、交通量が少ない高速道路の利用者は、1人あたりの高速道路整備費・維持費が多くなってしまいます。これは利用料の高騰化に繋がりますので、更に利用が少なくなり、これがまた利用料の高騰化になる悪循環にはまります。また、「高速道路が建設されたのが遅くて使うのを待たされたのに、利用料金が高い」といった不公平も生じてしまいがちです。こうした問題を防ぐ為にも、制度が導入されています。
高速道路は日本の経済・文化・安全を守る重要な存在です。しかし、整備と維持には莫大なお金がかかります。必要な資金を調達する為に、様々な工夫が用いられているのです。


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