自動車と道路の豆知識

自動車と道路についてのあれこれ

料金プール生


高速道路網は日本の流通を支える大切な存在です。経済の活性化、便利で豊かな生活、災害対策等の安全保障に不可欠な存在ですから、その整備と維持を継続的に行うことが重要になります。しかし、高速道路は重要性が高くても常に利用されるとは限らず、高速道路毎に収入のバラつきがあるものです。そこで、収入のバラつきが高速道路の整備・維持に悪影響を与えないようにする措置として「料金プール生」が導入されています。
制度の特徴は、全ての高速道路を「1本の道」とみなすことです。これにより、各道路のお金の扱いを1つにまとめて行うことができます。こうすれば、収益の多い高速道路で得られたお金を、収益の少ない高速道路の整備や維持にまわす使い方も可能です。
その効果の1例として高速道路料金の公平性があります。高速道路毎に別々の使用料金を定めると、交通量が少ない高速道路の利用者は、1人あたりの高速道路整備費・維持費が多くなってしまいます。これは利用料の高騰化に繋がりますので、更に利用が少なくなり、これがまた利用料の高騰化になる悪循環にはまります。また、「高速道路が建設されたのが遅くて使うのを待たされたのに、利用料金が高い」といった不公平も生じてしまいがちです。こうした問題を防ぐ為にも、制度が導入されています。
高速道路は日本の経済・文化・安全を守る重要な存在です。しかし、整備と維持には莫大なお金がかかります。必要な資金を調達する為に、様々な工夫が用いられているのです。


首都高と速度制限


首都高はその正式名称に「高速道路」という名前がつくものの、その分類は「自動車専用道路」です。この為、速度制限のルールが一般的な高速道路とは異なっています。
速度制限の様子は公式HPで確認することが可能です。地図の上で区間別に最高速度が示されていて、時速30km~80kmの間で指定されています。8割は時速50km~60kmの区間です。中には可変速度区間もあり、天候状況等により上限速度を変えるシステムが採用されています。この様に、全体的に細かく速度が設定された道路となっています。
公共用地を活用し、密集した市街地を縫うように設置された歴史を持つため、カーブやトンネルが多い構造です。この為、構造上からも高速道路の様に全線を80kmで走行するという走り方はやりにくい道路となっています。また、交通量も非常に多いため、事故の発生も頻繁に起きます。事故が原因の速度規制も少なくありません。
歩行者や自転車が入り込まず、独特の風景がある、他には無い特徴を持った道路ですが、その名前から一般的な高速道路と考えて走るとルールの違いに戸惑うものです。利用する際は事前に利用方法を調べておき、事故や渋滞を予想して、余裕を持った交通計画を立てた上で走行しましょう。


高速道路の豆知識


高速道路を自動車で走る場合、とくに標示が無い区間では時速100㎞という規定があります。
従って通常の道路を走るよりも、速いスピードで目的地へ到達できるといったメリットを得ることが可能です。
そして高速で走る場合の車間距離ですが、100m程度は取る必要があります。
なぜならば時速100キロで走る自動車は、ブレーキをかけてから停止するまでに約100mは走ってしまうからに他なりません。
速いスピードで道路を走るときは、これぐらいの車間距離を取ることが重要であると言えるでしょう。
ちなみに雨の日の高速走行の場合は、すり減ったタイヤで急ブレーキをかけると2倍以上も走ってしまうことが実証されています。
路面が濡れている状態であれば、100m以上の車間距離を取るのが無難であるのは言うまでもありません。
また、走行中に最新の交通情報を得られるのがハイウェイラジオというシステムです。
これは、ケーブルから流れてくるAM放送を、カーラジオで受信することによって聴くことができます。
このシステムを利用すれば、目的地へ向かう途中の交通規制や渋滞、それに自動車事故などの情報をいち早く知ることが可能になります。
もし料金所で支払うお金が足りなかった場合は、必要な手続きを行なった後に現金書留を所定の場所に10日以内に送るといった流れになるでしょう。


温泉付きSAって?


SAの中には、温泉がついているところが日本全国にいくつかあります。長距離の運転の疲れを取るにはなかなかいい場所となっています。
北から順に見ていくと、まずは秋田自動車道の錦秋湖、ここは露天風呂もあります。朝の8時から21時までですが、施設に入るのは19時40分までになっているので注意が必要です。大人500円(中学生以下300円)となっています。
東名高速道路の足柄、ここは12時から翌朝10時まで利用が可能となっています。つまり、夜遅くでも汗を流してさっぱりすることができる時間設定になっています。大人630円(5歳から小学生まで315円)です。
名神高速道路の多賀、ここも12時から翌朝10時まで利用可能です。料金は大人800円(12歳未満400円)となっています。
北陸自動車道の徳光、ここは時間がちょっと短くて15時から21時までとなっています。料金は大人420円(小学生150円、3歳以上100円)となっています。
徳島自動車道の吉野川、ここは10時から21時(受付終了20時30分)まで利用可能で、料金は大人600円(4歳以上15才未満400円)となっています。
利用できる時間帯がそれぞれ異なりますが、早朝や深夜でも利用できるところがありますので、出かけるときは事前に調査をしておくといいでしょう。


ハイウェイオアシスとは


「ハイウェイオアシス」とは、近年、高速道路のSAやPAに併設され始めている大規模レジャースポットです。高速道路から一般道へ降りなくても良いので、高速料金を節約しながらその土地土地の観光を楽しめる特徴があります。この、利用者に配慮された設計が好評となっていて、全国的に整備が進められています。
施設内には、子供から大人まで家族でのびのびと過ごすことができる環境が整えられています。多くの店舗が軒を連ねるフードコート、子供連れの方に嬉しい遊園地・公園、地元の特産品・名産品を購入できるお土産屋、旅の疲れを癒す温泉、テラスの綺麗なカフェ、団体客が利用できる大きなレストラン、イベントに利用される会場、夏休みにも利用しやすいアウトドアレジャースポット、コンビニエンスストア等があり、各地の施設がより高い集客力を目指して積極的に改善を進めているものです。
こうした存在は、旅行者にとっては利便性が高く快適な施設として利用できるもので、地域にとっては経済・観光の活性化や公共設備の有効利用に繋がるものです。この為、高速道路の新しい魅力・利用法として注目されています。観光ガイドで紹介されるほど充実した環境を整えている場合も多くあり、車を利用した旅行の新しいスタイルの1つとして定着しつつあります。


休憩施設の規模について


高速道路にはSA(Service Area)とPA(Perking Area)とで、2つの休憩施設があります。両者はその規模、設備の内容、設置間隔により区別され、比較的大きく設備が充実している施設はSA、小さくて最小限の設備が備わっている施設はPAと呼ばれているものです。
SAには大型の駐車場があります。広い食堂と休憩室でゆったりと寛げる、充実した環境が特徴です。施設内には大きな売店やガソリンスタンドも併設されていますから、補給の拠点としての位置付けもあります。高速道路を走行するドライバーがのびのびと過ごすことができる場所として利用可能です。
一方、PAは小型の駐車場とトイレ、場合によっては小さな売店がある程度で、SAに比べると狭い敷地で設備も小さく抑えられています。高速道路の走行中にちょっと一休みしたくなった時や、用を足したい時などに利用する、簡便な施設です。
SA・PAはいずれも、従来はドライバーの休憩を目的とした施設という位置づけでした。しかし、近年ではSAを超えた広さ・充実した施設を備えたPAが登場して注目を集めています。この様に、高速道路からアクセスできる施設は「休憩所」のイメージを覆す大規模で集客力の高い物が増え始めているのです。
中でも注目されているものは、SAともPAとも異なるレジャースポットである「ハイウェイオアシス」です。遊園地・温泉・公園・イベントブース、お土産屋等、より多様で集客力の高い設備が整えられ、観光ガイドで取り上げられるようにもなっています。高速道路の旅では、こうした休憩の場を楽しみの一つとする事で、旅行の面白さを増すことができるでしょう。


SAとPAの違い


高速道路の上で、唯一設置されている商業施設がSAとPAです。似た様な施設なので区別が付きにくいものですが、基本的に前者は大規模、後者は小規模という違いがあります。この関係は設置間隔の広狭、設備の多少といった点にも表れています。
その設置間隔を比較すると50~80km間隔と15~25km間隔とで、かなり違いのあることが分かります。また、設備の多少も大きく異なるポイントです。大きな駐車場・広い食堂・ガソリンスタンド・休憩所・売店・トイレ等と小型のショッピングモールのような施設が50~80km間隔で設けられている一方で、小さな駐車場・トイレ・最小限の売店等が揃った、小さなコンビニの様な施設が15~25km間隔がに点在しています。
行政の見方として、国土交通省ではサービス内容や施設の位置関係から区別していると説明しています。法律で明確に決められて守らないと罰せられるという、厳密なものではありませんから、例外的にレジャー施設顔負けの充実した環境が整ったPAもあります。近年はそれよりも大型で便利な「ハイウェイオアシス」をも設置され始めていて、観光ガイドにレジャースポットの1つとして紹介されるほどの成長をしています。これは、高速道路の利用を促進する力の1つとも言えるものです。
高速道路は長くて広い道に休憩施設が点在している退屈な場所というイメージもありますが、点在する商業施設は集客力を高める為に、それぞれ独自の工夫をして人々を楽しませる努力を行っています。高速道路をご利用される際は、気になった施設に気まぐれで立ち寄ってみると、ちょっとした発見があるかもしれません。


駅の道


全国に広がる道の駅ですが、その特色は様々です。地物野菜を取り扱っていたり、海産物を取り扱っていたり、地域地域の食材を格安で販売することで人気を呼ぶ場合もあれば、食堂で地元の名産品を使った新メニューを食べられたりとそこに行くことが一つのレジャーにもなりつつあります。ただ、自治体が力を入れれば入れるほど、飽和状態に近くなってしまい、採算がとれず段々とサービスが低下する場合も少なくありません。そのようなところに当たってしまえば、単なる休憩時間ではなく、それに付随した旅の気分を味わおうとしていた気持ちも無駄になってしまいます。そうしたところは自然と淘汰されるべきでありますので、立ち寄る必要はないかと思います。ですから、充実した休憩施設を探すためには、事前に直近の口コミや評判などの情報を仕入れておいて、そこで休憩を取るようなスケジュールをきちんと立てておくことが大切になってきます。ただ渋滞などで思ったとおりの行程を進められないことも考えられますので、大まかな地域とその近くでどこに立ち寄るか、二~三の候補を立てておくとよろしいでしょう。旅の想い出をつくるには行き当たりばったりも楽しいですが、事前にそうした計画をある程度立てておくことが必要なのではないでしょうか。


休憩施設の豆知識


高速道路に設置された休憩施設には、SA(サービスエリア)とPA(パーキングエリア)の2種類があります。いずれも、高速道路を走行するドライバーや同乗者が疲れを癒したり、一休みしたりする場所として利用されているものです。
両者の区別は、その規模の大小・設備の内容・設置間隔等で行われています。SAは敷地が広く、施設が充実していて、品揃えの良い売店やガソリンスタンドが併設されている為、高速道路利用者の補給拠点としても利用されています。一方、PAは敷地が狭く、施設もトイレと小さな売店を備えた程度の、一休みに利用する場です。
高速道路上に設置できる商業施設は、基本的にこの2つだけです。この為、高速道路といえば「長い道に休憩所が点在する退屈な場所」というイメージが持たれがちでしたが、現在はSAやPAに併設された「ハイウェイオアシス」で、よりリラックスして休憩することができるようになっています。
ハイウェイオアシスは高速道路に隣接した大規模レジャー施設です。SAやPAの駐車場に車を停めておき、広大な敷地内でゆったりと過ごすことができます。一般道に降りる必要がありませんので、高速道路利用料金を2度払いする必要もありません。SAやPAよりも施設が新しく充実していますので、子供から大人まで、楽しく過ごすことができるレジャースポットとしても注目され、観光ガイドでも紹介されるようになってきています。
高速道路を使った旅行計画を立てる際は、こうした施設の利用を検討に入れておくと良いでしょう。SA・PA・ハイウェイオアシスを活用することで、より快適に、ゆったりと、無理をしない安全な旅行をすることが可能です。